引きこもり編

どうして引きこもりになるのですか?
ひきこもりになる原因には個人差がありますので、全てのケースにおいて共通の原因というものは特定しにくいと思います。その中でも比較的多いタイプとしては、思春期に芽生えた不安定な気持ちや考え方を持ち続けてしまい、その状況下でいじめや学業不振などの挫折感を体験してしまうことにより、「ひきこもり」へ繋がってしまうタイプと言われています。
引きこもりと不登校の関連はありますか?
学生の場合は、不登校からひきこもりになる場合が多いです。「不登校により周囲の目が気になる」→「家族を避けようとする」→「昼夜逆転した生活が続く」→「ひきこもりが長引く」という悪循環に陥ってしまう事があります。
最初は、子供達に対してどのようにアプローチをかけて頂けますか?
もちろん状況によって異なりますが、子供達が興味を持っている事や望んでいそうな環境づくりから入ることが多いです。例えば、パソコンが大好きな子供であればカウンセラーがパソコンを習うという名目で接したり、あるいは友達がいない子供であれば、まず友達として相談相手になれるよう接したり、その子の性格や環境に合ったアプローチ方法を探りだします。
日本全国どこへでも来てもらえるのですか?
各都道府県に、当法人のネットワークがありますので、基本的にはどの地域でも問題ありません。
青少年自立支援の会のカウンセリングの特徴を教えてください。
経験豊富なカウンセラーが多数在籍しており、当事者へのアプローチ、いわゆる入口を最も重要視しています。そして出口=居場所の発見も海外留学、共同プログラム、通信制の高卒資格取得プログラム、当法人が所有している物販店舗での就労体験等を準備しています。

留学編

知人から留学させて成功したとの話を聞きましたが?
全ての子供達において、「留学させるのが最適だ」とは思いません。しかし、留学することによって同級生(いじめ・不仲)から距離を置く(離れる)事で精神的安定が戻る、親と離れて生活する事で自立出来るなど、もう一度本来の自分を自らの手で取り戻させるチャンスを与えられると考えています。実際に、これまで当法人で海外留学をサポートさせて頂いた子供達やそのご両親から、「海外生活を経験させて本当に良かった」という声をいただく事が多々ありました。
留学させる場合、現地には日本人スタッフはいますか?
もちろん、充実した留学生活を過ごして頂けるよう、日本人スタッフ(相談員)を現地に在住させています。
どうして選抜試験を実施しないのですか?
当法人では、「学力のみが留学成功の鍵」ではないと考えているからです。もちろん学力は重要な要素の一つなのですが、それ以上に「本人の決意」と「留学生としてやっていける資質があるか」という点を重視しており、例え学力があってもこの面で不安要素がある場合は、なかなか思うような結果が得られない事もあるのです。従って、まず「資料調書」により書類審査を行い、その後個人面接を受けて頂いた上で決定させて頂いております。
主に性格面を重視して審査を行っており、著しい偏向がなく冷静に自己観察が出来る、協調性があるかどうかなどの点を見させて頂いております。その他、ご両親などの保護者の方のご理解が得られるかどうかも判断基準の一つです。学業成績に関しましては、全体の中くらい程度であれば問題ありません。
滞在地域はどこになりますか?
オーストラリア、ニュージーランド、アメリカの各都市の中から、治安状態の良い地域を選んでいます。
希望の地域に行けますか?
本人の希望は出来る限り考慮しますが、必ずしも希望の地域に留学できるかどうかはお約束出来ません。当法人では、ホストファミリーと留学生の適合性を最も重視して決定しています。
海外の学校の授業についていけるでしょうか?
最初の2~3ヵ月は先生の話を聞き取るのも大変でしょうし、クラスメイトとの会話にも苦労するでしょう。しかし、日本の学校で中程度の学力があれば、学習内容そのものの理解は難しくなく、英語に慣れてくれば授業を苦痛に感じる事はなくなります。従って、この最初の2~3ヵ月を乗り切れれば、後は言葉にも学校にも慣れ、自分の学習ペースをつかむことが出来るでしょう。
海外の学校と日本の学校とではどういう点が最も違いますか?
日本の学校では、あらかじめ決められたクラスに入り、一つの教室で全ての授業を受けるスタイルが一般的です。しかし、海外の学校ではそのスタイル自体がまず異なります。例えば、アメリカの学校では生徒が教科毎に教室を移動して歩きます。また科目は選択制で、自分の勉強したい科目を自由に組み合わせて履修すれば留学生でも余裕のある楽しいキャンパスライフが送れることでしょう。
留学後、日本の学校に復学せずに、日本の大学に進学することが出来ますか?
海外の高校を卒業し、通算12年間の学校教育を修了した者は、文部科学省の規定により大学受験資格が認められています。その他、2年以上の留学経験をした学生に対しては、単独留学であっても海外帰国子女制度という特別な方法で選考している大学もあり、その数は年々増加してきています。その選考方法は、海外の高校卒業証明書、成績証明書、英語のテイスト、日本語による作文、面接などが一般的です。
留学で失敗するのは、どのような理由からですか?
ホストファミリーに適合できないというケースが、留学に失敗する最も多い理由です。この場合、どちらにも欠点はないのに性格的にどうしても合わないという事も稀にありますが、ほとんどの場合が子供達のわがまま、認識不足、言葉の障害による誤解などがお互いの溝を深めてしまってします。溶け込もうとする積極的な姿勢と感謝の気持ちを忘れずに接していれば、ほとんどの場合、時間の経過とともにわだかまりは解消されていくものです。学校生活では、怠けずに一生懸命努力さえしていれば友人も出来、学校生活が楽しくなるので失敗するケースはほとんどありません。
万一、どうしてもホストファミリーと合わない場合、別の家庭に代えてもらうことは出来るのでしょうか?
客観的に見て、ホストチェンジした方が良いと判断した場合、また子供達の述べている理由が正しいと認められる場合は、早急に別の家庭を手配します。ただし、転校の必要があるなど学校の問題が絡んでくる場合は、直ちにというわけにはいかない時もあります。状況に応じて、最も適切と思われる対策をとりますので、ご安心下さい。また現地の生活に慣れるまではホストファミリーは日本人家庭にお願いします。従って食事も現地の食事に慣れるまでは日本食を取ることが可能です。
病気になってしまったり、ケガをしたらどうしたらいいですか?
ホストファミリーは、当法人の留学生の海外における親権者となりますから、どんな場合においても、親としての義務を果たします。よって病気やケガについてもホストファミリーにて適切な処置がなされます。また必要があれば、コーディネーターや現地提携世話係が加わり、迅速に対応致しますのでお任せ下さい。なお、留学する際に、留学生は病気、けが、物品の盗難、破損のための保険(海外両行疾病傷害保険)に加入していただく事が義務付けられています。従って、虫歯の治療を除くほとんどのアクシデントによる費用は、全ての保険から支払われます。

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